寝る前に一杯

カテゴリー │★STAFFココだけの話


ホテル裏にある小さな地元の居酒屋に吸い込まれるように入りました。

ビールをオーダーし、くくくっと!
すると1人で飲みにきているお客さんが酔っ払ってからんできた。(お客はその人のみ)
その人は、店の大将にもからんでいた。
その人は埼玉県からきて、偶然この店に入ったとのこと。
そこから、おもしろいストーリーが進む。

埼玉県のお客は65歳、会社を退職して旅行にきている。
店の大将は62歳、30歳の子供がいる。

埼玉県の人がからんだことを足きりに、今日あったこと、どういう旅なのか、どういうことを考えて今いるのか?などを聞かれ、そして話し合っていく。
また、不器用そうな大将が、埼玉県の人には冷たいが、なぜか俺には優しさがある。
すると大将が、よかったら仕事をやめた経緯やこれからのことをせっかくだから話してくれないか?自分にも同じ年くらいの子供がいて、どういうことを考えてるか知りたいし、きっとお前さんのおやじが言えないようなことを逆に俺なら言うことができる。

そんなことから、大将と定年を迎えた埼玉県の人、自分の三人の会話が進んでいく。

これは売上を上げる手段ではまったくない。いろいろな条件が合わさって偶然に生まれた会話である。

ここまで言って、詳細はここでは述べないのだが、真剣な話が徐々に信頼関係を作っていく。

一時間半ほどだったが、人生について、冷静に、そして愛情をもって話ができた。
振り返ってもこの会話で得たものはほんとうに大きい。

埼玉県の人が帰ったあと、不器用な大将は、名刺に自分の携帯番号を書いて渡してきた。今後生活になにか変化あったら報告でもしてくんな。と。
ほんとそういうふうに名刺を渡す人にはみえない。
そして会話の中で自分は名乗らなかったが、最後に聞かれた。それを大将はメモっていた。
正直、本当にうれしかった。真剣に自分のことを考えてくれ、ためになるようなコメントをくれた。

そして自分、偶然c_sideCDを持っていて、せめてということで渡した。大将は喜んでいた。必ず聞くよと。。

見知らぬ土地で初めて会った人と信頼が生まれる。説教もするし言いにくそうなことも本当に自分のことを思ってくれて、あえてその言葉をくれる。

最高です。

この言葉をもらうためにここ九州の長崎に来たような気がした。

かならずまたこの店にきます。


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